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SCENE SECTION
01.死焔 / 02.絡想 / 03.砕願 / 04.対撃・救戯・要塞 / 05.喪失 /
熱で惚けたビビッド・ピンクの瞳に丸い紅涙が浮かんで、シオウが口角を上げた。
イヴァが痛みだけじゃない感覚で喘いでいるのは瞭然だった。
口では「痛い」と言ってみせても、身体はせがむようにシオウの動きを手伝っている。
「腰を振れ」
引っ掻くみたいに舌先で柔らかな突起を嬲りながら、時折ピアスを咬んで引っ張る。
「い、っ……あ、っ…や」
中に挿れ込まれたシオウの指を擦らせるように、イヴァが腰を揺らし始める。
前後に動かすたびに刺激された部分が疼き、快感に震える下肢から熱が溢れ、滴り落ちた。
「ん、っ…、っ…はぁ、…、っ…あ、…っぁ」
溶けるような甘い嬌声。
強い感覚と羞恥に耐えられなくなったイヴァの手がシオウのシャツを掴む。
凌ぎようのない恥じらいがあるのに、それは頭の隅へどんどん追いやられてしまう。
シオウが与えてくる全てを受け入れてしまいそうな自分がいるのを、イヴァは自覚していた。
危険な感情だと解っているのにどうしようもない。
触れられれば、火がついたように熱くなる。
視線で撫でられただけで息が上がる。
病気みたいだ、それとも中毒。
――――どっちにしたってタチが悪い。
「ぁ、…も、っ…イ、っ…、っ!」
強くシオウにしがみついたイヴァの身体が強張り、震えた。
放ったばかりでまだ痙攣している部分をシオウが扱き上げると、荒く息を漏らしたイヴァが小さく喘ぎ、力の抜けた指先がシオウのシャツを滑り落ちた。
「…ん、っ…あ」
達した余韻で恍惚としているイヴァに覆いかぶさったシオウは、賞玩するように濡れた肢体を見下ろし、中に埋めた指を引き抜きながら、ゆっくりと自身を蕾に当てた。
上気した頬。
快感で潤んだ瞳が懇願するようにシオウを見上げる。
「シ…、…オ」
放ったばかりなのに、もう勃ちあがってしまっている部分がヒクつく。
「シオウ…」
いつまでたっても与えられないモノが欲しくて、身体の奥が疼いてたまらない。
腰を上げて身を捩じらせるイヴァの淫猥な姿を見下ろしながら、シオウはじらすように間隔を空けて胸の突起に舌を這わせ、下肢には指を這わせている。
「も…っ、……、てめ…っ、はやく、…っ」
「……」
「あ…っ、…っンん…っ」
「……」
イイところを扱いてやりながらも達するまでは追い詰めない、ゆるい動き。
瑞々しい肌に汗が浮かんで、それをシオウがゆっくり舐めとる。
乱れた赤い髪。
イヴァの見せる露な嬌態の悉くを、氷の瞳が静かに見下ろしている。
「あ…っ、……ぅん、っ……ん」
羞恥もプライドもどうでもいい――――身体の奥が疼く。
毎日…ときには1日に何回も、しつこいくらい与えられたシオウのカタチをイヴァの身体はすっかり覚えてしまっていて、最近では自分で処理するときでも身体の奥が疼き、指だけでは満たされなくなってしまった。
そんな自分を絶対に認めたくないのに、身体は素直にシオウがくれる快感を期待し、渇望している。
熱で惚けたビビッド・ピンクの瞳に丸い紅涙が浮かんで、シオウが口角を上げた。
イヴァが痛みだけじゃない感覚で喘いでいるのは瞭然だった。
口では「痛い」と言ってみせても、身体はせがむようにシオウの動きを手伝っている。
「腰を振れ」
引っ掻くみたいに舌先で柔らかな突起を嬲りながら、時折ピアスを咬んで引っ張る。
「い、っ……あ、っ…や」
中に挿れ込まれたシオウの指を擦らせるように、イヴァが腰を揺らし始める。
前後に動かすたびに刺激された部分が疼き、快感に震える下肢から熱が溢れ、滴り落ちた。
「ん、っ…、っ…はぁ、…、っ…あ、…っぁ」
溶けるような甘い嬌声。
強い感覚と羞恥に耐えられなくなったイヴァの手がシオウのシャツを掴む。
凌ぎようのない恥じらいがあるのに、それは頭の隅へどんどん追いやられてしまう。
シオウが与えてくる全てを受け入れてしまいそうな自分がいるのを、イヴァは自覚していた。
危険な感情だと解っているのにどうしようもない。
触れられれば、火がついたように熱くなる。
視線で撫でられただけで息が上がる。
病気みたいだ、それとも中毒。
――――どっちにしたってタチが悪い。
「ぁ、…も、っ…イ、っ…、っ!」
強くシオウにしがみついたイヴァの身体が強張り、震えた。
放ったばかりでまだ痙攣している部分をシオウが扱き上げると、荒く息を漏らしたイヴァが小さく喘ぎ、力の抜けた指先がシオウのシャツを滑り落ちた。
「…ん、っ…あ」
達した余韻で恍惚としているイヴァに覆いかぶさったシオウは、賞玩するように濡れた肢体を見下ろし、中に埋めた指を引き抜きながら、ゆっくりと自身を蕾に当てた。
上気した頬。
快感で潤んだ瞳が懇願するようにシオウを見上げる。
「シ…、…オ」
放ったばかりなのに、もう勃ちあがってしまっている部分がヒクつく。
「シオウ…」
いつまでたっても与えられないモノが欲しくて、身体の奥が疼いてたまらない。
腰を上げて身を捩じらせるイヴァの淫猥な姿を見下ろしながら、シオウはじらすように間隔を空けて胸の突起に舌を這わせ、下肢には指を這わせている。
「も…っ、……、てめ…っ、はやく、…っ」
「……」
「あ…っ、…っンん…っ」
「……」
イイところを扱いてやりながらも達するまでは追い詰めない、ゆるい動き。
瑞々しい肌に汗が浮かんで、それをシオウがゆっくり舐めとる。
乱れた赤い髪。
イヴァの見せる露な嬌態の悉くを、氷の瞳が静かに見下ろしている。
「あ…っ、……ぅん、っ……ん」
羞恥もプライドもどうでもいい――――身体の奥が疼く。
毎日…ときには1日に何回も、しつこいくらい与えられたシオウのカタチをイヴァの身体はすっかり覚えてしまっていて、最近では自分で処理するときでも身体の奥が疼き、指だけでは満たされなくなってしまった。
そんな自分を絶対に認めたくないのに、身体は素直にシオウがくれる快感を期待し、渇望している。
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