page05
SCENE SECTION
01.死焔 / 02.絡想 / 03.砕願 / 04.対撃・救戯・要塞 / 05.喪失 /
「なに考えてんだ…っ、動物かっつーのッ…、ん、む」
強引に口を塞がれて後ろに反ったような体勢になったイヴァを、ヘリから降りて来た女性レポーターと報道カメラマンが訝しげに凝視していた。
ベッドに押し倒されたイヴァが、シオウのコートを掴んで引き寄せた。
どちらからでもないキス。
首筋に舌を這わせてきたシオウの下肢にイヴァが指を滑らせ、もう片手でコートを剥がす。
荒い息づかいを互いに感じながらも自分からは仕掛けず、唇と唇を僅かに擦らせる。
先に我慢できなくなったイヴァが求めるように顎を上げると、すぐに溶けるような熱さが口内を犯してきた。
「ん…、…ふ」
挑発めいた所作でシオウを眇め見ながらシャツの胸元を引っ張り、肩を肌蹴た格好で口角を上げる。
ボタンを外すのも為退(もど)かしい。
そんな気持ちに煽情されてシオウの腕に触れると、イヴァの胸中を見抜いたかのように長い指が下肢に触れ、かたちをなぞり、ゆっくりと動き出した。
「焦るな…そんなに欲しかったか?」
「…っ、るせぇ。黙ってろ」
敏感な部分を愛撫される心地よさに息を漏らしながらシオウのシャツのボタンを外し、隙なく練成された胸元に舌先で触れる。
182センチのイヴァより10センチ程シオウの方が大きいが、それ以前に骨格的な差がある。肩幅が広く手足が長いシオウの剛勇な体躯には、素直に見惚れてしまう。
――――兄貴みたいだ。
こんな偶感は死んでも口にはできないと所思しつつも、隆起した白い肌から視線を外すことが出来ない。
節ばった長い指も、乱暴なくらい強引な引き寄せ方も…。
べつに比べてるわけじゃない。
兄貴の代わりだとか、そんなふうに感じてるわけじゃない。
シオウはシオウだし、あいつとは違う。
そうなんだけど…。
「戦った後は、どーしてもな。…っ、ん…、勃つっつーか…興奮すんだろ?」
臆面もなく過激な言葉を放って上目を遣うイヴァのなんとも生意気な表情が、彼の思惑通りにシオウを煽る。
「――――淫売」
乱暴に唇を塞ぎ、掌でイヴァのものを包む。
溢れ出た白液を撫でつけながら、感じやすい部分を執拗に刺激する。
濡れた音がした。
急に沸きあがった羞恥で眉根を寄せたイヴァのシャツをシオウが引き剥がす。
しなやかに鍛えられた胸元が露になると、なにかを思い出したようにイヴァが顔を背けた。
「…、っ……」
イヴァをベッドに押し付け、嬲るようにじっくりと見下ろしてから…硬くなった胸の突起に舌を這わせる。
穿たれた部分。
胸の突起に嵌められたピアスを舌に絡めて、弱い部分に歯を立て軽く咬む。
「っ…!…っや、めろ…」
「…。外してないんだな」
素直に頬を染めたイヴァがシオウを睨んだ。
2つの重みにベッドが軋む。
「なに考えてんだ…っ、動物かっつーのッ…、ん、む」
強引に口を塞がれて後ろに反ったような体勢になったイヴァを、ヘリから降りて来た女性レポーターと報道カメラマンが訝しげに凝視していた。
ベッドに押し倒されたイヴァが、シオウのコートを掴んで引き寄せた。
どちらからでもないキス。
首筋に舌を這わせてきたシオウの下肢にイヴァが指を滑らせ、もう片手でコートを剥がす。
荒い息づかいを互いに感じながらも自分からは仕掛けず、唇と唇を僅かに擦らせる。
先に我慢できなくなったイヴァが求めるように顎を上げると、すぐに溶けるような熱さが口内を犯してきた。
「ん…、…ふ」
挑発めいた所作でシオウを眇め見ながらシャツの胸元を引っ張り、肩を肌蹴た格好で口角を上げる。
ボタンを外すのも為退(もど)かしい。
そんな気持ちに煽情されてシオウの腕に触れると、イヴァの胸中を見抜いたかのように長い指が下肢に触れ、かたちをなぞり、ゆっくりと動き出した。
「焦るな…そんなに欲しかったか?」
「…っ、るせぇ。黙ってろ」
敏感な部分を愛撫される心地よさに息を漏らしながらシオウのシャツのボタンを外し、隙なく練成された胸元に舌先で触れる。
182センチのイヴァより10センチ程シオウの方が大きいが、それ以前に骨格的な差がある。肩幅が広く手足が長いシオウの剛勇な体躯には、素直に見惚れてしまう。
――――兄貴みたいだ。
こんな偶感は死んでも口にはできないと所思しつつも、隆起した白い肌から視線を外すことが出来ない。
節ばった長い指も、乱暴なくらい強引な引き寄せ方も…。
べつに比べてるわけじゃない。
兄貴の代わりだとか、そんなふうに感じてるわけじゃない。
シオウはシオウだし、あいつとは違う。
そうなんだけど…。
「戦った後は、どーしてもな。…っ、ん…、勃つっつーか…興奮すんだろ?」
臆面もなく過激な言葉を放って上目を遣うイヴァのなんとも生意気な表情が、彼の思惑通りにシオウを煽る。
「――――淫売」
乱暴に唇を塞ぎ、掌でイヴァのものを包む。
溢れ出た白液を撫でつけながら、感じやすい部分を執拗に刺激する。
濡れた音がした。
急に沸きあがった羞恥で眉根を寄せたイヴァのシャツをシオウが引き剥がす。
しなやかに鍛えられた胸元が露になると、なにかを思い出したようにイヴァが顔を背けた。
「…、っ……」
イヴァをベッドに押し付け、嬲るようにじっくりと見下ろしてから…硬くなった胸の突起に舌を這わせる。
穿たれた部分。
胸の突起に嵌められたピアスを舌に絡めて、弱い部分に歯を立て軽く咬む。
「っ…!…っや、めろ…」
「…。外してないんだな」
素直に頬を染めたイヴァがシオウを睨んだ。
2つの重みにベッドが軋む。
BACK NEXT
Copyright LadyBacker All Rights Reserved./Designed by Rosenmonat